ソフトカプセルとは

ソフトカプセルとは

ソフトカプセルは、別名軟カプセルともいい、液状またはペースト状の内容物を、フィルム状の皮膜で被包成形して制したものです。
大きな特長としては、用途に応じて容器的に用いたり、そのまま飲み込んだり、潰して使用するなど、様々な使用方法が考えられます。

主な製造品目

  • 三層生菌シームレスカプセル
  • 腸溶性カプセル
  • 植物性カプセルグリーンキャップ
  • 口腔内速放性カプセル
  • グミ食感カプセル
  • 化粧品部外品向けセルフカットカプセル
  • 化粧品部外品向け寒天生カプセル
  • 化粧品部外品向けアクアジュリエカプセル

ソフトカプセルの長所

  • 外観が美しく、飲み込みやすい
  • 内容液充填量のバラツキが少ない
  • いやな臭いや味のマスキングができる
  • 酸素透過性が低く、酸化を防止できる
  • 高生理活性の紛体飛散性を低減できる
  • 使い切りの容器として使用できる
ソフトカプセル製剤に関する当社技術のご紹介

ソフトカプセルについて

ソフトカプセルの「2つの製法」

ソフトカプセルは、皮膜の形成と、皮膜内部に内容物を充填する工程を同時に行うことにより製造されます。その製造原理は2つ。
1つ目は、ロータリー式製法で、一対の円筒形の金型の間に、2枚のフィルムシートを重ねるように挟み込み、2枚のシートの間に薬液等を注入し、金型での圧切・圧着を同時に行う、「打抜き法」ともいわれる方法です。
2つ目は、シームレス式で、同心二重ノズルの内側から薬液等を、外側からはゲル化剤などを含む皮膜用液を、それぞれ滴下し、界面張力を用いて2重構造の球体であるシームレスカプセルを製する「滴下法」ともいわれる方法です。

日本のソフトカプセルの歴史

日本のソフトカプセルの歴史は、富士カプセルの歴史そのものでもあります。
当社初代社長である加藤宣安が、日本初のソフトカプセル製造業を創業してから、75年以上の歴史ある弊社は、常に国内ソフトカプセル業界をリードして参りました。
今後も変わらず、ソフトカプセルのイノベーションを続けてまいります。 富士カプセルの歩みはこちらから

ソフトカプセルの「かたち」

ソフトカプセルは、以下のような様々な形状・大きさに対応可能となっています。
ロータリー式製法においては、金型を作製することにより、多岐にわたる形状とすることが可能です。
シームレス式製法においては、形状は真球状に限られるものの、2mm~10mmの直径サイズにおいて、粒径のコントロールよく製造可能となっております。なお、粒径が多少ばらつきますが、0.5~1.5mm程度の微小カプセルも承ることが可能です。

ロータリーソフトカプセルソフトカプセルの基本的な製法です。

  • フットボール型
  • 球型
  • 長楕円形型
  • 坐薬型
  • チューブ型
  • 特殊型

シームレスソフトカプセル形状は球体のみですが、極小サイズに対応できます。

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